庭の砂利を敷く流儀|手間をかけることで綺麗になる

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庭木を最適な状態に保つ

剪定

余分な枝を切り落とす目的

自然環境に置かれた植物は厳しい生存競争を勝ち抜かなければならないため、日当たりの悪い環境下でも懸命に生き延びようとするものです。多くの植物にはもともとそのような強い生命力が備わっており、住宅の庭のように適度な日光と水分が得られる環境ではかえって育ちすぎる例が少なくありません。雑木林の中を歩いていて周囲の木々を観察したことのある人なら気がつくように、自然環境で育つ木々は人間の目から見て必ずしも美しいとは限らないものです。中には伸び過ぎて樹形のバランスを崩していたり、逆に近くの伸びすぎた木に影響されて貧弱な形に育っている木も見かけます。そのような樹形のばらつきは庭木にとって好ましくないため、人間の手で美しい形状を維持するようコントロールされるのが普通です。その目的で余分な枝を切り落とし、樹形を整えて木全体の栄養バランスを良くする作業のことを剪定と言います。剪定の目的は美観を維持するためばかりでなく、梅や柿などの果実を収穫する木の場合は結果に対して最適となるよう余分な枝を落とします。育ちの悪い枝や病害虫の発生した枝を落とすことでも木全体の健康にプラスとなるため、剪定作業が重要になるのです。

最適な時期に実施

このようにいろいろな目的のために実施される剪定には、それぞれの樹種に応じた適期というものが存在します。例えばモミジやイチョウなどの落葉樹は葉の落ちた冬場に休眠状態となるため、木へのダメージが少ないこの時期に剪定を行うのが基本です。1年中葉が生い茂っている常緑樹は6月から7月にかけて剪定を行う場合が多く、種類によって作業に適したタイミングが違ってきます。中でも変種や亜種の多いツバキは品種によって開花時期が異なるため、剪定に適した時期を知るには種類を見定めることも必要です。多くは花の咲き終わった4月から5月頃に行ないますが、開花時期が早い寒椿の場合は3月から4月頃が適期となります。一般の人でも知識があればこのような剪定作業を自分で実施することも可能とは言え、敷地面積が広くて多くの庭木が植えられている場合は作業も大変です。造園業者や植木屋は剪定のプロでもありますから、木バサミやノコギリなど専門の道具を多く取り揃えており、庭木に関する知識も豊富に持っています。危険を伴う高所作業もプロに任せれば安心できる上に、病害虫の発生防止目的でも剪定を行ってくれますので、庭木の健康にとっては理想的なのです。